ハンディー機編
モービル機は専用のリグも数多く発売されていますが、私はハンデイ機を車にセットしています。 機種はもう10年以上使用している「ICOM・IC-W31(144/430MHz)5W DUALBAND」です。
電源は別売のDCアダプター(シガープラグ付きCP-12/FT-60の場合はE-DC-5B)を使い、車内のシガレットライターから直接供給しています。
この場合、リグ本体にバッテリーパックを装着しておくと車のスイッチを切っても本体の電源を切り忘れすぐに電池切れをおこしてしまうので、電池パックの中に乾電池をいれずに空装着しています。
これに別売のスピーカーマイク(HM-75A/FT-60の場合MH-34)を取り付け、このマイク操作で交信を行なっています。とりあえず、これで運転中でも交通違反にはなりません。又、周りに聞かれたくない場合には、イヤーホーンを使用します。
これはテレビやラジオで使用してる汎用品のものを、スピーカーマイク下のピンに差し込むだけです。
車への固定方法
リグを車内に持ち込むときに一番悩むのがその設置場所です。狭い車内で操作しやすく、かつ運転や居住性にできるだけ障害にならない場所がいいのですが、なかなかそんな空間はありません。
カーショップで見つけた「3M・Scotch製の自動車用(内装)両面テープ(KCP-15)」です。3年前に取り付けていまだ健在です。又、マジックテープのためリグの取り外しが簡単にできるので、車内に積んでいる電池と付属アンテナをセットすれば車外運用もスムーズにできます。スピーカーマイクは運転側のETCカードリーダーの前に小さいフックを両面テープで取り付けてこれに引っ掛けています。
空中線(アンテナ)の設置
アンテナは、付属のアンテナでも差し支えないのですが、できるだけクリアな送・受信がしたいので、モービル用アンテナ(COMET SBB3 144/430MHz帯ノンラジアル)を使用しています。
又、車体への取付は車種によっても違いますが、私は「COMET マグネット基台」を使用しています。私の車にはこれが一番簡単に取り付けられます。取付工事は、このアンテナから同軸ケーブル(2D)をリアドアの上部隙間から車内に取り込み、それを側面のウエザーストリップゴムの中に収めて荷台面まで這わせ、後はシートの下を通し設置してあるリグのアンテナコネクターに接続して終了ですが、ケーブルコネクターやリグの機種によっては変換コネクターが必要になる場合があります。この組み合せで高速走行・降雪時走行等で不具合は有りませんし、又「SWR(定在波比)」も測定しましたが、値は1.0~1.1程度で極めて良好でした。