JH9YWA

社南地区防災アマ無線クラブ

よくある質問

Q: 携帯電話が普及しているのに、なぜアマチュア無線なのですか

A: 中越地震や宮城・岩手内陸地震のような大規模災害が発生した場合、家族や友人の安否を確認するための電話が殺到し、電話が非常に繋がり難くくなったり場合に因っては通信インフラ自体が被害を受けてまったく通信が出来ないことも考えられます。

結果的に救助要請や被害状況の確認が出来ない等の状況に陥ります。
このような状況下において、アマチュア無線が非常に有効な通信手段となるのです。

そこで、私たちは社南地区を構成する各自治会に最低ひとりのアマチュア無線局を確保し、災害時に情報が社南自主防災会連絡協議会(公民館)に集約することで情報の一元化を図り、迅速で適切な対応が執れる事を目指しています。


Q: 社南地区のすべての町内会でアマチュア無線局が確保されているのですか

A: 残念ながら、『すべての自治会で災害時の非常通信への協力者が確保できています』とお伝えできる状況にはありません。複数名の協力者がいらっしゃる自治会がある一方、まったくいらっしゃらない自治会も存在します。

アマチュア無線の資格をお持ちの方、若しくは今後アマチュア無線の資格を取得したいとお考えの方は是非ともご協力ください。


Q: 災害に備え、なにか協力したいのですが

A: 災害時に地域のために働こうと、高い志をお持ちの方であれば誰でも(年齢は問いません)参加できます。


Q: 入会するにはどうするのですか

A:『社南防災アマ無線クラブ 入会申込書』に必要事項をご記入の上、「社南公民館」に提出してください。 追って事務局より連絡させていただきます。


Q: 大規模災害が起きた時にどんな活動をされるのですか

A: 災害時の行動マニュアルを定めており、このマニュアルに従い非常通信網の確保を行い、円滑な災害支援や援助業務が行える環境が確保出来る様に活動します。
『発災時の運用マニュアル』は以下の通りです。

 地震、または大規模な災害の発生後、電波法第52条4項に従って有線通信及び携帯電話が著しく困難な状況と判断したとき、 アマ無線を交信可能な状態にし、以下に従って運用する。

  1. 会員は、発災後まず、家族の安否確認および安全を確保する。
  2. 家族等の安否確認後、慌てずにこれからの自分の行動内容を十分に把握する。
  3. 出動には安全な服装と履物を着用し、ヘルメットを着用する。
  4. 出動は、ハンディー無線機・単三電池・災害情報マップ・筆記用具等必要な物を確認し行動する。
  5. 使用する周波数は、145.460MHz F3E(メイン)、 145.480MHz F3E(サブ)とする。
  6. 役員は、速やかに社南公民館または社南小学校にJH9YWA局(以下 アマ無線本部という)を立ち上げ交信可能状態にする。
  7. アマ無線本部は、最初に145.460MHzの運用を可能にする。
  8. アマ無線本部は、上記周波数が使用できず他の周波数にする場合は、145.480MHzにシフトする。
  9. アマ無線本部は、出動会員の把握を行う。
  10. 会員は、交信可能状態になれば、アマ無線本部へ通信開始を連絡して必要な指示を受ける。
  11. 会員の行動は、あらかじめの行動計画指示に従い、複数での行動を原則とする。
  12. 行動は、2次災害の可能性ある行動は絶対にしない。
  13. 行動は他局の交信を傍受しながら安全な行動判断をとる。
  14. アマ無線本部への報告は、安全な行動範囲で情報を収集し、非常事項のみを整理して簡潔に報告する。
  15. 公共機関より通信要請を受けた場合は、それに従いその旨をアマ無線本部に連絡する。
  16. アマ無線本部は、会員以外からの災害情報通信にも心がける。
  17. アマ無線本部は、有線通信及び携帯電話が著しく困難な状況が回復したとき非常通信の解除を行う。
  18. アマ無線本部は、交信のログを記録しておき、非常通信解除後に整理し、電波法第80条の規定により総務省に報告をする。

Q: 平常時にはどのような活動をされるのですか

A: 無線局の資格を有していても、日常通信訓練がなければ、災害時には役に立ちません。そこでJH9YWAのメンバーとラグチュー(雑談)したり、CQを出して初対面の局と通信することにより、無線機の操作や特性を把握することで非常時において的確な対応が取れるよう、自己研鑽に励む事となります。

また、地域に根ざしたクラブ局ですから、公民館や各自治会が企画される防災訓練等のイベントに対し防災活動の啓蒙という形で協力したいと考えています。


Q: 一次避難場所と部員配置はどのようになっていますか

A: 2010/03現在、次の表に示すようになっています。

ブロック 自治会名 1次避難場所 部員配置
第1 福集会所 1名
陽光台公園
福門 サイクルハウス駐車場 2名
門前 門前中央公園 3名
新門前 2名
第2 ふち中央公園 5名
ふち西公園 2名
渕住宅1丁目 渕団地公園
渕団地
渕住宅5丁目
渕住宅6丁目 渕きつね公園 2名
渕住宅7丁目 1名
クレール クレール駐車場
ロアール社南 ロアール駐車場
第3 種池 種池東公園 1名
新種池 種池公園 5名
商工団地 商工公園
新下江守 民間駐車場
第4 江守中 江守中中央公園 3名
新江守中 新江守中中央公園 3名
舞屋 舞屋公民館 1名
福南団地 西谷南公園
舞屋東 駐車場
西谷 西谷中央公園 1名
西谷3丁目 西谷3丁目公園 2名
第5 南江守 南江守公民館 3名
サニータウン江守 サニータウン公園
江守の里1-1 江守の里公園
江守の里1-2
江守の里1-3
江守の里2-1 花園公園
江守の里2-2 1名
江守の里2-3
江守の里2-4 2名
合谷 アーチェリーセンター
北南居 サザン会館 1名
南南居

Q: 有資格者の確保が困���です。資格必要としない方法は無いのですか

A: 「ハム免許を持っている(新たに免許を取得するを含む)協力者の確保が難しい場合には、登録局(3R)を利用すれば自治会等で登録局免許を一括で取 得する事で地域住民の誰でもが使用できる環境を作る事が出来ます。 ただし、これには重大な欠点があり、災害はいつ起こるかわかりません。

 ① 倒壊や水没した建物で無線機を一括管理していたため、発災事に持ち出す事ができない。
 ② 区長や町内会長が管理するとしても、自宅に登録機が置いてあるだけで無線機のコンディション維持(バッテリー残量等)が困難。
 ③ 電話(1対1)と違って無線通信は1対多であり、1対多の通信には暗黙のルールが存在します。無線通信の経験の乏しい方が発災時に使用すると このルールから逸脱し通信に混乱を起こす。
 ④ 通信訓練を実施するにしても、趣味として無線を楽しんでいる人で無いと長続きしない。

防災活動は長期戦(持久戦)である。
これらの欠点を克服するひとつの手段が、アマチュア無線の活用です。しかし防災活動に使用する目的のためだけに免許を取得した場合には③④の問題 解決にならないのも事実です。 
ただ、自らの意思で免許を取得されたのですから、登録機を利用するよりアマチュア無線の活用の方が③④の解決がで きると考えます。


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